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イスラエル先端技術〜興味から行動を起こすまでのギャップ

2024/03/12

イスラエル先端技術〜興味から行動を起こすまでのギャップ
我々は今、様々なイスラエルの先端技術向け投資案件を日本企業に紹介している。もう相当数紹介してきた。 イスラエルの人々は思慮深く、とても行動的で、しかもへこたれない。 粘り強く、諦めずに世界にないアイデアを考え、行動を起こし、現実のものとしていく。 学生→軍隊→世界旅行→帰国し創業→渡米→NASDAQはお決まりのパターンだ。 日本でイスラエル案件の営業をしていると 「先端技術凄いんだってね。興味はあるよ」 「しかし危ないだろ。なかなか行けないよね」 「日本人がイスラエルの人をコントロールできるのだろうか」 だいたいこの3つのフレーズが会議では出てくる。 つまり、 「先端技術には興味はあるけど、やらされたら大変だろうな、危ないし。情報くらいは取っておこう」 となって話は止まりやすい。 技術者の方々はこう来る。 「面白い技術だな。でも俺たちにもできるだろう」 「そもそも英語でやらなければならないし、日本の方が技術は優れているんだし、無理しなくても」 しかしここには開発までにかかる時間の概念が欠けている。そしてグローバルにやって行こう、という 意思がない。「大変だ」が先に来る。 しかしトップは人によっては違う。 「この技術、うちにないなら買ってしまえば早い。開発コストと時間を考えてプラスならやりたい」 「うちにはグローバルにやっていく上での牽引力がない。こういう人たちを中に囲い込めば活性化につながるかもしれない」 「下に任せていては時間的な感覚が合わないだろう」 こうした思考回路となっている人もいる。 日本は島国でありマイペースでやりがちだ。 あるべき姿は、時間を買い、他の企業よりも先を行くことではないだろうか。 3Dプリンター、AI、フィンテック、ドローン、ロボット、IoTサイバーセキュリティ、手術ロボット、分析装置、アドテクノロジー。。。40件ほどの投資案件を抱えている。 様々な投資案件を我々は扱っている。徐々に動意が見られるが、今後我々の目玉の一つとしていきたい領域だ。 強力なアドバイザー顧問も付いている。

ベトナム国営企業との交渉

2024/03/12

ベトナム国営企業との交渉
ベトナム企業との出資交渉は過去中国における経験が役に立つところがある。 ベトナムは社会主義国である。このため多くの大企業が国営だ。最近民営企業も躍進しているが、やはりこの国の経済は国が主導している。 ただ、国営企業は多くが経営難である。旧態然とした経営体質では今の時代を生き残れるわけがない。このため国有企業の株式の民間への放出が盛んに行われている。 北ベトナムのあるセメント系企業と出資交渉をした時のことである。訪問し簡単な打ち合わせをした後、すぐに食事に移行する。そこには非常に多くの人々が集まり会議で発言するわけでもなく乾杯ばかりしている。肩書きは立派だが、皆仕事の話をあまりしない、クリエイテイブな話題がない。 これでは昔風の居酒屋の飲み会と一緒だ。 一方で、バランスシートを見ると多くの売掛金と買掛け金が載り、激しく膨らんでいる。これは「回収できないから払わない」という典型的な社会主義国の企業のバランスシートである。 売上が大きく落ちている。理由を聞くとラオスの水力発電所からの受注が切れたからとのこと。今後どうするのか?それはまだ検討中とのことだ。 (2020年ごろのホーチミンの街並み)

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