M&A
2020/04/29

新型肺炎ロックダウン影響下での企業売却、資本導入

新型肺炎ロックダウン影響下での企業売却、資本導入

新型肺炎(コロナウイルス)流行による緊急事態宣言から1ヶ月近くが経過しようとしている。
既に2月頃より影響を受けているインバウンド関連ビジネス、外食、イベント、ホテル、航空他交通系、百貨店などに大きな影響が出ている他、これら産業と関わり合いの深い商品、製品の卸小売の企業、また実質ロックダウンにより人々が外出をしないことにより販売に影響の出る製品及びその部材を生産するメーカーなど幅広い分野に深刻な影響が広がっている。感染の減少、ワクチンの開発など先が見えてこなければ影響は続いてしまう。
かような状況は資金繰りを直撃し、2-3割減少ではなく6-9割減少というかつてない急角度な売上の減少であっという間に資金繰りが回らなくなる、かつて経験のない現象が生じている。
このような状況下ではそもそも事業承継を展望し、体力気力の低下で業績がじりじり下がっていた企業に事業継続か閉鎖かの選択を突きつけている。
M&Aの世界でも買い手が一気に減少し、日経新聞のアンケートによるとスタートアップ企業向け投資を9割の企業が減少させる方向で考えているようだ。
このような状況下では買い手を見つけることも相当大変な状況に陥ってしまっている。

弊社では金融機関との強力なネットワークを駆使し、現環境下でも投資を継続する企業と投資を中断する企業を見極め、投資を継続する企業に買収や資本参加の提案を進めている。現環境下では海外案件の検討は停滞しており当面国内企業のM&Aに注力している。
もし売却を急がれる企業があればお気軽に相談いただきたい。

弊社の強みは特定の投資家を持ってM&Aを行っているM&Aファームとは異なり、金融機関の現場拠点とのダイレクトネットワークを後半に保有していることだ。世の中には資産を積み上げてこのような時期に効率的に投資を行う投資家が多数いる。そこにアクセスし難局を乗り越えるサポートを進めたい。
但し株式市場が下落したように企業の価値はここ2−3ヶ月で大きく下がった。この点は含みながら話を進めていく必要がある。

私は商工会議所の中小企業再生協議会のアドバイザーもしていることから中小企業のお悩みも一定程度理解している。
是非ご相談をお寄せいただきたい。

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